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ウリ民族のアイデンティティは家族愛から!


 

南北首脳による4月27日の板門店宣言と米朝首脳による6月12日シンガポールでの会談以後、非核化問題を中心として解決していくべき課題が多く残っている。これらの過程を見守りながら、私たち大韓民国はどのような国であるかを考えてみた。日本に住む在日同胞として、祖国のためにどのように生きていくべきかを自問自答してみる。

今一度静かに平和統一聯合の創設趣旨文を読んでみた。「人類歴史は善悪の闘争の歴史でありました。体と心、善と悪の闘争は人類を長い不幸の連続に追いやってきました。近世では帝国主義の暴政の下に韓民族は呻吟し、韓民族と日本は恩讐となりました。解放を迎えた後も韓民族は再び有神論と無神論、民主と共産の対立と葛藤の下、同族同士が殺しあう憎悪の歳月を過ごしてきました。これにより在日同胞は日本の地で夢にも願わなかった国境線無き分断状態で生きてきて、今も統一された同胞共同体をなすことは出来ずにいます。」(平和統一聯合創設趣旨文 冒頭にて)

果たして一つになることのできない民族なのか!

私たち大韓民国の領土について考えてみた。我が先祖が住んでいた領土と、今の現実を考えてみると歴史の乖離を感じる。にもかかわらず、私たちの民族が痛みを乗り超えて世界に向かって出て行けるものは何があるだろうかと考えてみる。

「在日リーダー」(統一日報発行)という本の中に「祖国を一つの家族愛」でというのを見て、繋がっているということが感じられた。韓日国交正常化以後に在日同胞が韓国の新韓銀行を設立する背景や、紡織工場と学校を建てた方、自分の名誉も表わさないで中央大学校を守っ てこられた方、日本に韓国語で教える教育機関である学校を建てられた方、そしてスポーツ方面の話などが、韓日国交正常化が成されるにあっての隠れた功労である。また、そのような精神の源泉は、民族を一つの家族として見る先祖たちの息遣いであると言う事を感じることが できた。

この本を読んで、私たちの民族はどこで何をしても一つになることができるという確信を持った。分断されたままで生きる民族ではなく、一つになって世界へ雄飛できる素晴らしい民族だと感じた。

私たちの伝統

牧畜時代から農耕時代に転換されながら、世界に国境ができ始めたと考える。農耕の生活は、一カ所に定着して生きなければならない。農耕時代には田植えもあって、部落で冠婚葬祭などがあった時、どのように解決して来たのか考えてみた。

私たちの先祖は「두레トゥレ」(共同体という意味)という組織を作った。この制度は農村で農作業を共同でするために、郷村住民たちが村・部落単位で置いた共同労働組織である。また「품앗이プマシ」(助け合い)という伝統がある。この伝統は、韓民族固有の1対1の交換労働慣習である。種まき・畑耕し・田植え・鋤き起こし・田の草取り・畑買いれ・堆肥・麦作り等々である。

このように我たちの先祖は協力上手だったので、日本では鶴橋(大阪)を守ることができたし、88年ソウルオリンピックの時には、祖国の為にと在日同胞達が日本の協力を受けて、100億円を無事本国に送る事が出来たおかげで、人類の大祭典であるオリンピックを成功裏に終えることができた。

民族の事業

私は民団が、異国の地に住む同胞のために多くの仕事をしてきたその中で、一番重要に考えていることは、非公式と公式での朝総連に属している方々を祖国訪問させたことであると考える。

公式的には7・4共同声明以後に朝総連傘下同胞墓参団(1975年9月11日以後6陣)を通して、朝総連の同胞達が祖国を新たに認識することになったと思う。「民団70年史」を見ると、1975年から85年まで45,277 人が祖国に行ってきたとあった。中には、貧しい祖国を考えて着ていない古着を準備した人々、体制が違うため生きて帰ってくることはできないと思い、遺書を書いて行った人々などが祖国の発展を見て感じるところがあり、民団の団員に転向した人々も居たというのだ。特に1976~78年まで「韓国美術五千年展」が韓国国立中央博物館・東京国立博物館・朝日新聞などが共催で、東京・福岡・東京で5ヶ月近く開催して数十万人の観覧者 がいたことも注目する内容である。

「私たちは一つだ」はどこから

多事多難な民団70年史を見ながら多くのことを考えてみた。文鮮明総裁は「共に暮らそう」と語られたが、それを成し遂げるには如何にすべきかを考えてみた。やはり、私たちの民族は、国事に於いても「家和万事成」で治めなければならないとして来た。近頃、在日同胞の経済事情は安定するようになって来たが、私たちの伝統である家庭を作って、敬天愛人の思想と弘益人間の理念を持って後孫に伝えて行くべきなのに、この意識が霞んで来たようでとても残念である。

私たちが日本に暮らしながら一つになることは、私たちの伝統的な家庭儀礼を守りながら、お互いが為に生きる美風良俗を生かして行くことだという思いになった。祖国統一を念願する心の中の不安感を解消するのは、異国の地で大家族社会を実現することではないかと思う。 同じアパートに全てが住めないとしても、孝の精神で生きることが一つの祖国を作る近道だと思う。

そのためには、在日同胞の若い世代の結婚数が増加し、健全で幸せな家庭が広まり、日本に孝の精神を教えることができるよう望む。


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