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韓半島、激動の2か月間に備えて

中朝・南北・米朝首脳会談への期待

桜の便りが次々に聞かれるこの折、会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、平昌オリンピックを契機として、韓国においては官民で融和ムードが高まってきており、更なる対北制裁緩和につなげようとする動きが見られます。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長夫妻は、この度、3月25日から28日までの4日間の日程で、中国の北京を非公式で訪問し、習近平国家主席と初めての会談を行いました。さらに、韓国と北朝鮮は4月27日に、板門店の韓国側施設で南北首脳会談を行うことを公式的に発表しました。金正恩委員長が中国を訪問することは、米国との対話の間に中国を交えて行うのか、疑問に思うところはございますが、いずれにせよ、話し合いは評価しているところでございます。また最近、北朝鮮の核実験実験場では核放棄とは言えませんが、現場で働く人数が半減したという情報を耳にいたしました。核を少しづつ減らしているのか、動きを注視していかなくてはいかなければなりません。一方、日本においては南北首脳会談のニュースによって、地政学リスクが後退したとの見方から、防衛関連銘柄が一時売られる社会現象も見られました。
テレビ等のマスメディアを視聴しておりますと、文在寅大統領が「2か月の間に韓半島は変化があるだろう」と述べています。この2か月間は韓半島情勢に対して世界が注目する期間となっており、5月初めにはトランプ大統領と金正恩委員長が首脳会談を行います。私は、この話し合いによって「韓半島から核ミサイルがなくなればよい。これによって、韓半島の平和統一がなされるであろう」と心から願っております。会員の皆様におきましては、この2か月間の情勢を温かく見守っていただければという気持ちでございます。
ところで、世界の一大事業となっているPEACE ROAD 2018 World Launchingが2月21日に韓国で行われました。平和統一聯合におきましても、このプロジェクトを通じて、より多くの人員を迎え入れることができますので、各地域におきましては、これをチャンスにして「義人探し」をしていただければと思います。
全国の会長団、事務局長、担当者の皆様におきましては、色々ご苦労があると思いますが、平和統一のために切磋琢磨していただき、この大切な時に貢献してくださるよう、ご協力をお願い申し上げながら、ご挨拶とさせていただきます。

平和統一聯合 中央本部 会長 金榮翯

 

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