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黄七福自叙伝「セ民団運動と組織強化のこと」/「青年組織立ち上げのこと」


 

黄七福自叙伝62

「ああ祖国よ 我れ平壌で叫ぶ時 祖国は統一」

 

第4章 民団大阪本部の団長として

セ民団運動と組織強化のこと

一九七四年七月、高石市羽衣の新東洋で、「第一回支部三機関長・事務部長会議」を開き、組織強化をテーマに、私は次のように強調した。

「組織を強化するためには、下部組織の充実が必要だ。そのために班の編成と再整備が急務だ。民団の弱体化現象を食い止めるためには青年を大量に吸収していかなければならない。民団破壊を目的とする朝総連の百二十日運動に対処するため、民団内の派閥を解消し、挙団一致体制で臨むべきだ」

鄭度淳駐大阪総領事も「政府公館と表裏一体で協力し、あらゆる困難を乗り越えよう」と語った。

席上、きたる九月に竣工する予定の駐大阪総領事館の建設資金に関して、韓禄春会長、姜宅佑同期成会会長代行から「現在九〇%以上が完成しているが、建設資金十億円のうち四億円が不足している。遅くとも九月までには不足分の募金を完了したい」と述べた。

民団大阪本部は一九七五年三月、同本部講堂で、府下三十六支部三機関長らを招集して、「セ民団運動発起式」を行った。

私は「親切、総和、団結の精神でもって、より信頼される民団をつくりセ民団運動を通じて下部組織の強化をはかっていく」と挨拶し、模範支部の東淀川支部(姜弘実団長)、生野東支部(高行洙団長)に「セ民団運動示範支部委嘱状」を授与した。

「セ(新しい)民団運動」というのは、モデル支部を選定して、十~十五世帯を単位の班組織を構成して、参与意識を鼓吹し、支部組織を整備、強化していこうという精神強化運動であった。

「セ民団運動」により班組織の整備に取り組んでいた民団大阪本部は、大阪府下三十六支部に千二百班が組織されたことを確認した。

一九七七年一月、大手前国民会館で第一回班長大会が開かれ、班長千二百人が出席した。

私は、

「総和団結であらゆる困難に試練を克服するには、ここに集まった班長自身がこころざしを一つにしなければならない。この異郷の地には差別と抑圧が横たわっており、差別のない住みよい社会を二世、三世のために勇気と信念をもってわれわれが築きあげよう」

と班長を激励し、班長功労者百二十四人に表彰状と功労牌を授与した。

 

青年組織立ち上げのこと

一九七二年七月に旧韓青が組織除名された後、青年会組織の設立が緊急の課題となっていた。

民団大阪本部は一九七五年七月、本部講堂に三百余人の同胞学生が参加して「在日韓国学生会大阪府本部結成大会」を開催、初代会長に崔芳一を選出した。

韓青・韓学同が反民団・反国家的活動によって、民団の傘下団体から除名された後、新たな青年組織の結成が焦眉の課題であった。

そのため執行機関に「青年部」を設置し、民団大阪本部でも洪性仁青年部長らが青年組織結成に注力した。

一九七六年三月、民団大阪本部講堂に六百人余の青年が参加し、青年会大阪府本部の結成大会が開かれた。

初代会長に権甲植を選出し、①在日同胞の権益擁護のために差別撤廃運動を展開する②同胞青年の親睦を図り連帯感の強化と団結を計るなどの運動方針案を採択した。


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