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「歴史と未来を考えるきっかけに」


 2009年9月10~12日、平和統一聯合 関西連合会(大阪)は、第11回渡来人文化遺跡歴史探訪ツアーを開催。35人が参加し、名護屋城博物館、日韓トンネル試掘現場、吉野ヶ里遺跡(国営吉野ヶ里歴史公園)、太宰府天満宮を視察した。
 一行は、10日早朝新大阪駅に集合し、福岡県・博多に向かった。ホテルチェックインの後、各々自由時間を楽しんだ。翌日は名護屋城博物館に向かった。大阪から来た在日系の団体ということで、館長より直々の歓迎挨拶を受けた。名護屋城博物館には韓国から多くの見学者が訪ねて来るそうである。
名護屋城博物館館長
 韓国から嫁いで来た金さんという学芸員をガイドに付けて頂いたが、麗水の出身であられることに麗水セミナーに参加した人達は、その奇遇と感激に思わず歓声を上げた。
学芸員
 およそ40分で館内を回りながらポイントを説明して頂いた。主に豊臣秀吉の朝鮮出兵の為の拠点として築かれた名護屋城と出兵の為、全国から集った諸大名達の陣跡などの説明であったので、日本人も結構含まれている事を知り、少し気遣う説明も見受けられたが、日本の歴史や史跡を韓国人から説明される事に最初は不思議な感覚であったが、皆とても勉強になった様子であった。
 一行は、特別史跡に指定されている名護屋城跡にもそのまま足を伸ばした。天守閣跡からは壱岐・対馬、朝鮮半島が一望出来る。当時の航海技術では3日の行程で行ける距離だ。
 当時、戦利品として陶工などの技術者・奴隷などが数多く拉致されて来た。それだけでなく、無抵抗な老人・女たち・子供から切り落とした鼻・耳を塩漬けにして持ち帰り、戦果を競って報告した史実は、日本人参加者達を懺悔と居た堪れない気持ちにさせた。
 一行は、次に日韓トンネル試掘現場へ視察に訪れた。
日韓トンネル試掘現場
NPO法人 日韓トンネル研究会常任理事を務める藤橋所長の日韓トンネルとの出会い、家族と離れ28年間も単身赴任で日韓トンネルの現場を守り続けて来られた体験談を伺った。
藤橋所長
 その説明の中で「経済的、法律的、技術的なものは全て簡単にクリアすることが出来るが、最もこのトンネルの実現化において障害となるものが、韓日相互間に今なお残り続けている国民感情という心情の溝や怨讐間の壁である。」と語られた。
 唐津市呼子町はいか漁で有名な町である。
いか料理
昼食に新鮮な「いか料理」を楽しんだ後、一行は渡来人が初期に造った国の遺跡、吉野ヶ里遺跡(国営吉野ヶ里歴史公園)を訪ねた。吉野ヶ里遺跡は、弥生時代の全時代の遺構が発見されている日本でも最大級の環濠遺跡として、渡来人遺跡歴史探訪のコースに選定した。時間の都合上、資料室と復元された集落の一部のみを見学。物見やぐらからの景色は壮観であった。快晴ならば雲仙普賢岳まで見渡せるそうである。
吉野ヶ里遺跡
最後に太宰府天満宮のみを訪ね、皆で参拝し、ツアーは終了した。
太宰府天満宮


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