
文鮮明・韓鶴子総裁と金日成主席が会談した日を記念して、2024 年12 月6 日に中央本部主催による「平和統一聯合2024 年全国活動報告大会」が東京都新宿区の成約ビルで開催された後、美馬副会長に長年、平和統一聯合に携わってこられた経緯や、市議会議員としての観点から、行政や民間で取り組む日韓友好について対談した。
美馬秀夫 徳島市議会議員 中央本部副会長

姜:どのような縁で、平和統一聯合と関わりを持たれましたか?
美馬:私は、1974年(昭和49 年)、23 才の時に「統一原理」に触れ、世界平和の原点が韓半島の統一であることを知りました。日本に住んでおられる在日の〝総連〟と〝民団〟の皆さんに対する日本人の役割を知るにつけ、平和統一聯合の活動に参加したいと思いました。日本国内で在日の最も少ない県が徳島県です。少数であろうと韓日関係の友好親善に燃えあがる地になりたいと思い、結成時より参加いたしました。
姜:そうしますと、美馬副会長は若い時から統一運動と縁を持ち、時が来て、平和統一聯合の一員として結成当時から、現在に至るまで20 年間係わって来られたということですね。本当にありがとうございます。徳島県の在日が最も少ないとのことですが、どの位の人口ですか?
美馬:そうですね、徳島県内の韓国人・朝鮮人の人口が250人弱だったと思います。
姜:在日同胞の少ない環境で、平和統一聯合の運動を進めるのも、ご苦労があった事と思います。それで、四国における平和統一聯合の結成大会の事も覚えておられますか。
美馬:当時、第8連合会(四国)と言う名称でしたが、2005年6月18 日、愛媛県のリーガロイヤル新居浜で結成大会が行われ、私も壇上におり、挨拶もいたしました。韓国の歌や踊りもあり、大変華やかなものでした。
姜:ところで、美馬副会長は市議会議員でもあられますが、行政にできる日韓友好と民間にできる日韓友好の違いは、どのようなものと考えていますか?
美馬:私は、現在徳島市議会議員の7期目を担当しております。2年前、徳島県議会日韓友好促進議員連盟が結成され、昨年10 月13 日、「第6回TOKUSHI MA韓国音楽祭」が開かれました。我々も長年、コリア文化研究会と言うことで、韓国語教室、料理教室等やってきていますが、今後、より本質的な韓日・日韓の心情交流をしていきたいと思います。昨年12 月26 日より、徳島―ソウル(仁川) 直行便が週3便就航することになりました。徳島の有名な阿波おどりを生かしながら、日韓友好都市を育てていきたいと思います。
姜:韓国と徳島で飛行機が飛ぶようになったんですね。やはり百聞は一見に如かずですので、それぞれの国で実体験できる機会が増えるというのは、実質的な日韓友好促進に繋がると思います。それで「阿波おどり」という言葉を初めて聞いたのですが、どのようなものですか?
美馬:昔、徳島県の地域は阿波国(あわのくに)と呼ばれていたんですが、そこで生まれた盆踊りで400年の歴史があります。笛や太鼓などの伴奏に合わせて、踊り手の集団が踊り歩くものです。最近は、東京の高円寺などでも踊られるようになってきましたね
姜:本場で見られる機会があったら、ぜひ拝見したいと思います(笑)。話は変わりますが、美馬副会長の好きな言葉と、それに係わるエピソードがあれば教えてください。
美馬:「統一の一念は世界を制す」です。よもや、ベルリンの壁が一瞬のうちに崩れ、自分たちが歴史の生き証人になるとは、思ってもいませんでした。ですから、韓半島の南北統一においても、一瞬に成されることを願望しています。
姜:情勢がどんなに難しくても、必ずその時はやってくると私も信じます。ところで、事前に徳島の政策を調べたところ、1800人が入れる「徳島文化芸術ホール(仮称)」の完成を目指しているというのがわかりました。もし、こけら落としに呼んでみたいアーティストがいれば、教えてください。
美馬:はい、リトルエンジェルス芸術団の公演を願っています。その実現のため、基台づくりに頑張ります!
姜:それでしたら、日韓友好親善への貢献は間違いないですね。徳島で実現できることを期待したいと思います。