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第5連合会 ジャーナリスト河信基氏を迎え月例セミナー

日韓友好と北朝鮮核問題について討議しようと定例の月例セミナー(主催:平和統一聯合第5連合会)が4月16日、東京都渋谷区の勤労福祉会館で開催され、関係者ら30人が参加し、ジャーナリストの河信基氏の講演と参加者からの質疑応答の時間が持たれ、講師と意見を異にする発言があり、会場が盛り上がりました。

河信基氏

河氏は日韓の懸案事項について領土問題(独島・竹島)を先ずとりあげ、「150年前、領土問題はなかった。お互いが自国の領土として主張することは感情問題であり、これを解決するのは国際司法裁判所しかない」とし、「従軍慰安婦問題は、被害者の立場に立たないと解決はない」と主張しました。
続いて金正恩第1書記が、敵の心に恐怖と戦慄を抱かせる陽動作戦(味方の作戦を秘匿し、ことさら目立つように本来の目的とは違った動きをする作戦)を実態以上に誇張し、恐怖感をあおり、譲歩を引きだそうとしていること、いつもスマホを手放さず、スマホ心理戦を行っていることについて言及しました。
更には三代世襲の弊害について述べ、金日成主席が慈愛と強権なやり方で、最大の失敗は世襲を容認し、金正日国防委員長は密室政治と個人独裁化、金正恩第1書記は恐怖政治で多くの側近を処刑していることについて述べました。
また、史上最大の韓米合同軍事演習(3月6日~4月30日、韓国軍30万、米軍17千人)が行われている中で、北が暴走して核兵器のボタンに手を伸ばす兆候をつかんだ場合に金正恩第1書記の「斬首作戦」が行われることが公表され、「金正恩は韓米側の評価に神経質に反応し、無理な実験を強行している」と怯えている状況について説明がありました。
そして北朝鮮が、3月24日に個体燃料ロケットエンジン噴出実験、4月9日に大陸間弾道ロケットエンジン地上噴出実験を行うなど、金正恩第1書記の指示で6か月で完成したことを踏まえ、「核弾頭を搭載し、アメリカ全土を灰にすることができるようになった」と声明を発表。視察した金正恩第1書記が「試験成功は、敵対勢力を容赦なく攻撃できる弾道ロケットの飛躍的な能力向上に寄与する。敵の心に恐怖と戦慄を抱かせる歴史的で忘れられない日だ」と豪語したと言う一連の核兵器開発のニュースについて説明しました。

講師プロフィール

河信基(ハ・シンキ)
中央大学法学部卒業
朝鮮新報記者、朝鮮大学校講座長(学科主任教授)を経て、評論・著作で活躍中。

著書
『朴正熙 韓国を強国に変えた男』

朴正熙(パクチョンヒ) [ 河信基 ]
価格:853円(税込、送料無料)

 

『朝鮮が統一する日-盧泰愚大統領の挑戦』

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価格:1467円(税込、送料無料)

 

『代議士の自決-新井将敬の真実』

代議士の自決 [ 河信基 ]
価格:1944円(税込、送料無料)

 

『“二人のプリンス”と中国共産党:張作霖の直系孫が語る天皇裕仁・張学良・習近平』

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