
東静岡・会員の認識を新たに、現場の結束を固める
姜京姫中央本部会長は、「2025年は日韓国交正常化60周年という節目の年」であるとの認識のもと、平和統一運動をさらに発展させようとする軽部将史東静岡常任顧問からの招請を受け、7月12日に現地を訪れた。
初日には現場責任者や担当者と共に、韓日両国の歴史的な結びつきを改めて確認する歴史探訪が行われた。ユネスコ世界記録遺産である清見寺と、世界文化遺産の三保の松原を巡る行程である。清見寺は徳川家康が幼少期に人質として過ごした地であり、また朝鮮通信使が江戸へ向かう際に立ち寄った由緒ある寺だ。当時、使節団が滞在中に書き残した詩や絵といった文化財が今も伝えられている。特別な日にのみ公開されるため今回は拝観できなかったが、境内では美しく咲き誇る蓮の花が一行の心を和ませた。
三保の松原では、富士山を背景に広がる松林と海の景観が迎えた。羽衣伝説が息づくこの地は、古来より芸術と信仰の源泉とされてきた。一行は約3万本に及ぶ松並木を散策した後、「みほしるべ」静岡市三保松原文化創造センターを訪れた。散策の途中、姜会長は現場責任者や担当者の声に耳を傾け、その労をねぎらった。
翌日には静岡市内の会場で「韓半島平和的統一前進大会」が開催され、会場とオンラインを合わせて336人が参加した。男性部聖歌隊「ソルト&レイ」による合唱に続き、PEACE ROAD 参加者が壇上で体験を語った。その後、軽部常任顧問が歓迎の辞を述べ、姜会長が登壇。現在の活動の方向性について具体例を交えながら約1時間20分にわたり講演した。
参加者からは「時間があっという間だった」「初めて平和統一聯合の目的と意義を明確に理解できた」などの感想が寄せられた。
大会後の昼食会では自己紹介を交えつつ講演の感想を共有し、さらに東静岡担当者会議では現場活動へのヒアリングが行われた。課題に対して具体的な解決策が示され、会議の最後には「これからさらに頑張ろう!」と声を合わせ、心を1つに締めくくられた。
今回の巡回を通じて、会員一人ひとりが平和統一運動への理解を新たにし、現場の結束も一段と強まった。
