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念は「今」の「心」ということ

先日、ふと「念」という漢字が浮かんできた。そして「念」というよく見たら「今」と「心」が合わさった漢字であること改めて知り、今更ながら驚き、ちょっと感動もした。読み方は「ねん」や「おもい」。意味は「おもう」「考える」等。念が含まれる単語には「信念」、「祈念」、「念願」、「丹念」、「一念」、「念力」等々。何かを一途に思い続けて事を成すという意味が多いような気がする。それこそ「今」の心を如何に持ち続けるかで事の成否が決まるということだ。しかも、それは念ずる自分にも相手にも影響するし、またそれは善にも悪にも通じるという事だから出来るだけ今の心を良き事を願うことに使いたいものだ。

それから「念」をなぜ「ネン」と読むのか?と思って調べたら、部首の心ではなく音符の今が(キン、コム)→(デム、ネム)からと(出典:角川新辞典)にあった。とにかく、「念」という漢字一つで色々と考えさせられた。今まさに全世界がコロナ禍にある中で、私たちが出来る事は、皆が今の心を一つに束ねて一日も早くこの事態が終息し、世界が平和になるように念じる事ではないだろうか。

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