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統一が来るとしたら

私達は、統一が来ることを熱望して、「私達の願いは統一……統一よ来い」をどんな集まりの時にも、その日が一日でも早く来ることを願って歌ってきた。だが、最近の若者は、統一に対してためらいがあるようだ。朝鮮半島とその周辺のことを考えて、統一以後に私達の生活に与える損得について、統一に対する否定的な考えを払拭しなければならない。

1冊の論文を読んで

 8月末頃に知人から1冊の本が届いた。熊本県玉名市に住んでいるその方の弟チョン・チャヌさんが博士課程を終え、書いた「統一税導入論」という論文が、ちょうど参考になるのではと送ってくれたのだ。


 著者は、序文で、「大韓民国は統一を目指す(大韓民国憲法第四条)」を引用し、統一には難関と苦痛が伴うが、なかでも単一民族のアイデンティティーを回復する課題があると述べている。この論文は、統一以後、国家発展と後世の繁栄の足掛かりになる相当な部分が「統一税導入論」にあると主張している。また、統一財源を確保する法案として、租税賦課、基金集め、ファンド及び公債発行等があるとし、その中で統一税を賦課する法案は、安定的で持続的な財源確保が可能だという点で相応しいと提示している。

統一の費用をどれだけ出したいのか

 2018年、チェ・ジンギ人文学講師は、「生存競争」というタイトルで講演をし、統一のためにいくらまで出せるかを調査した結果を明らかにした。
 「お金を出すつもりはない(26・5%)、年100万ウォン以上(6・2%)、年50万~100万ウォン未満(5・3%)、年20万~50万ウォン未満(10・9%)、年10万~20万ウォン未満(17・4%)、年10万ウォン未満(33・7%)」
 この結果をもとに、我が国の人口で割って計算してみると、年に1万ウォンを出すのさえ惜しいというのが、現時点の統一への国民の意識だと指摘されていた。「現代経済研究院 (2010)
 1人当たり所得1万ドル目標時、800兆ウォン以上
国会予算政策処(2014)
 45年間費用負担発生、毎10年平均2300兆ウォン
統一研究院(2014)
 統一直後20年間3400兆ウォン必要
韓国開発研究院(2015)
 約30年間3390兆ウォン」
 このような統計が出たことで、統一するということが大きな負債となる印象を与えるため、若い世代になるほど統一に対する「必要性と懐事情」を考えて躊躇するのだ。
 だが、ここで看過できないことがある。統一する前の分断時の費用が、どれだけかかっているかを私達は考えていないからだ。自分が支払った税金がどこに使われているか感じることはできないが、統一が成される前に今も自分の知らないところで分断費用として使われているという事実だ。
 例えば、現在北朝鮮には128万名、韓国には65万名の軍人がいるが、このような構造下で自然に北朝鮮は10兆ウォン、韓国は40兆3374億ウォンもの軍事費がかかっていると推定される。ドイツでは、統一後に費用が22・5%減縮したという。このデータを分析すると、差益39兆が発生するという。統一すれば、軍事分野に使われていたお金を統一経済に回すことができるということが算術的に計算できる。
 以上の内容を整理すると、チョン・チャヌ博士が「統一税導入論」の論文の中で提示した内容が、統一の準備段階では必要だといえるだろう。分断費用が統一費用となれば、統一の便益として地下資源開発と観光と文化活動、そして物流が活発化するので、急激な経済成長と国力向上により我が大韓民国は、統一以後に周辺国家に迷惑をかけることなく平和のモデルを作り上げる主役になると考える。
 今こそ統一へのためらいを払拭する時だと考える。
 コロナ以後、私達の日常生活において浸透したことは、K-防疫とワクチンを打ったかどうかということだ。ワクチンに関しては、ワクチン接種後に突然亡くなる方もいるため、あまり安心できないのが事実だ。
 新宿の民団から9月12日付で中央本部に行ってワクチンを接種できるという案内が届いた時、ためらいがあったことは事実だが、世界日報の記事を読んでから家族会議を開いて結局接種した。世界日報の記事には、2015年ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智氏が開発した「イベルメクチン」という薬の新型コロナの治療薬としての可能性について書かれていた。インドは、リンパ系フィラリア症という病気が蔓延していたが、その特効薬として開発されたのがイベルメクチンだ。インドでは、このイベルメクチンが普及してコロナの蔓延を抑え込んだというのだ。フランスの論文によると、薬のオリンピックがあったとすると、「3位がアスピリン、2位がペニシリン、そして1位はイベルメクチン」だと評価している。すでに世界33カ国で50回以上の治験を終えた状態だと、アメリカの医師団体であるFLCCCから発表があったという。
 だが、大村智氏は、まずはワクチンを接種して、もしコロナにかかってしまったら、その時解毒剤としてイベルメクチンを使用するのが望ましいという見解だ。私はこの記事を読んで、万が一コロナにかかっても解毒剤があるならと勇気をもらい、ワクチンを接種することができた。

統一の準備は誰がやらなければならないか

 統一がいつ来るのかは分からない。しかし、国際情勢と国内情勢を照らし合わせてみると、その日が近いと予測できる。『ムクゲノ花ガ咲キマシタ』、『天よ、地よ』、『韓半島』、『千年の禁書』、『高句麗』(執筆中)等を書いた韓国の有名な作家金辰明先生が、『預言』という本の中で、文鮮明総裁に統一がいつ来るのかを尋ね、その答えを結論として話を結んでいる。
「文総裁、統一はいつ頃になりますか?」
文総裁はそわそわする彼らの顔をしばらく見つめていたが、やがて物悲しそうな声で、独り言のようにつぶやいた。
「兄さんがもう少し長生きしてくれれば、すぐにでも統一の日は訪れるというのに……。残念だが、しばらく待たなければならないだろう」
「え? いつまで待てばいいのですか?」
「二〇二五年!」

準備する者に機会が訪れる

 私達平和統一聯合は、ハワイ、麗水を中心に統一運動と民族のアイデンティティーと日韓友好のための運動を展開してきた。このような運動を紹介するために、平統通信大学講座を通じて日韓関係や統一に関する研究をされている著名な方々を招請してご高説を拝聴したり、6・25動乱の参戦国とその子孫達に感謝を表したりもしている。今後、こうしたことを民間でもっとやってもらいたいという激励の意味を込めて、多くの方がFPU(平和統一聯合)の会員になられて、間接的にでも応援していただくことが必要だと切実に感じている。皆さんの温かいご支援と応援をいただくことで、民間団体として祖国のために、南と北、民団と朝総連、そして日韓の架け橋の役割を果たすべく精進することができると信じている。
 平和統一聯合は、会費1000円で統一のその日を迎えるために走り続ける民間団体だ。皆さんの応援と熱い情熱でつくられる平和統一聯合になることをお約束し、あえてこの文を読まれる方々にお願いしたい。私達みんなの統一のリスクは、1000円から始めようと提案する。

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