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【東京】多くの犠牲者の地を歴史探訪

 第1連合会は9月12日、東京都墨田区を中心として歴史探訪を開催し、関係者ら13人が参加した。

 最初に横網町公園で清掃活動をはじめたところ、ご近所にお住まいの男性との出会いがあり、共に活動した。その方は、毎日ラジオ体操の後、慰霊碑の前で合掌を捧げて掃除をされておられるとのことだった。

 この横網町公園は、江戸の大火、関東大震災、東京大空襲を通過し、多くの犠牲者が出た場所でもあり、身元不明の遺骨が安置される東京慰霊堂や関東大震災朝鮮人犠牲者追悼碑がある。

 この追悼碑の前では毎年、震災のあった9月1日に追悼式典が行われているが、「関東大震災で朝鮮人が虐殺されたことを否定」する保守系団体の発言(2019年9月1日)が東京都の人権尊重条例に基づき、ヘイトスピーチ認定されている。

 参加者一行は、慰霊のための歌と担当者の解説を学びながら、深い追悼の時間をもった。特に金源植中央本部事務総長は、韓鶴子総裁の言葉を引用しつつ、人類の堕落ゆえに戦争の歴史となり、多くの犠牲者が出たことを語られ、追悼と韓日関係改善、そして祖国統一のための祈りを捧げた。

 その後、一行は東京都復興記念館を尋ね、東京大空襲の生々しい写真や被災の様子を学んだ。そして、東京江戸博物館を尋ね、江戸時代から近現代いたる様々な資料を学ぶ時間となった。特に参加した韓国籍の方々は「日本文化の理解と生活感の関心が増した」と感想を述べた。

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