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2008年10月 アーカイブ

2008年10月18日

第6回FPU平和大使懇親会

 愛知県本部では、9月16日(火)名古屋市内において第6回FPU平和大使懇親会を開催。在日コリアン、ニューカマー、日本人等の平和大使23名が参加した。

 初めに、金 渙 愛知県本部会長が主催者を代表して挨拶。9月7日(日)の愛知県本部結成4周年記念大会のダイジェストVTR上映の後、平和大使協議会の上野博史愛知県事務局長より、統一思想「倫理論」が紹介された。

上野事務局長

上野事務局長は、「統一倫理論の目的は家庭を基盤とする愛の徳目を扱うことにある。家庭倫理が拡大され社会倫理、国家倫理となる。」と強調。 その後3部会に別れ、ディスカッションを行い、討議内容の報告会をして終了した。

ディスカッション


 参加者からは「一方的なセミナーでなく、意見を述べ合うことが出来て大変意義があった。」(日本人女性 平和大使 58歳)などの感想が寄せられた。

(記・木村光宏)

11連合会役員研修

 第11連合会は、10月8・9日の2日間の日程で第9(広島)連合会の視察を中心に役員研修会を開催。参加者は9名。熊本と姉妹都市である忠清南道から派遣されている公務員も一緒に参加した。視察先の9連合会は、広島を中心に文化的活動も活発に行われ、一般人200名が参加する韓日文化祭を企画し、またサムルノリチームを中心に官民と持続的な交流を持ち、階級別ハングル講習会を開いている。韓国婦人会の会員6名が在日に対する訪問活動と週2回の定例会議をもっている。

 初日、9連合会の尹致重事務局長の案内に従って宮島行きのフェリーに乗り、約3時間に渡って宮島を観光。

宮島
- 宮島 -

その後、韓国語講座の授業を参観。7人の受講生が講義を熱心に聴講していた。その後、9連合会の本部にて食事と懇談会が持たれ、広島の韓国婦人会からメンバー8名が参加した。

懇談会
- 懇談会 -


宿所にて
- 宿所にて -

 2日目は、広島平和公園を訪問。参加者達は韓国人犠牲者慰霊塔に参拝して、平和記念資料館を観覧し、今回の役員研修を終えた。

広島平和公園

韓国人犠牲者慰霊塔
- 韓国人犠牲者慰霊塔 -

 熊本から来た韓国婦人達は、「今後、在日同胞を含んだ在日コリアンを結束させる求心点になる」と決意した。鹿児島から来た参加者は「どうして広島へ行かなければならないのか」を説明し、「平和公園の訪問を通じて日本人を理解し愛する心が深くなった」と感想を述べた。

記:第11連合会 事務局長 安正敏

2008年10月19日

壬辰倭乱(文禄・慶長の役)を学び考える

9月27日(土)、東北アジアの平和を考える、北愛知ワンコリアの会では、「壬辰倭乱(文禄・慶長の役)を学び考える」と題して懇談会を開催した。参加者は、在日コリアン、日本人等14名。

 初めに韓国KBSテレビで放映された、歴史スペシャル「壬辰倭乱2部作」の2作目を視聴。ここでは、壬辰倭乱7年戦争の中でも最も残酷な戦乱、「丁酉再乱(慶長の役)」において、軍医として従軍した日本の僧侶が書き残した従軍記をもとに番組を編集している。

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 ビデオを視聴した後、名古屋の韓国文化史学会の副会長も務めている、南碩煥 瀬戸南塾塾長より「良くできた番組で、自分も壬辰倭乱には関心があり、現地へ調査に行ったことがあるが、共通点が多かった。しかし実際はこれよりもっと残虐な行為が行われていたと考えられる。」とコメントがあった。

 またFPU愛知県本部会長で韓日文化研究所所長の金 渙先生からも全体の解説とともに「大義名分のない戦争。加害者と違い、被害者は時間が経っても忘れることがない。韓日友好のためにもまず真実を知ることは必要なこと。」と意見が述べられた。

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 日本人参加者からは、「奴隷売買などこれまで無慈悲なことがあったとは知らなかった。大変参考になった。」などの感想が寄せられた。400年前の戦争を巡り、韓日の参加者が認識を共有する貴重な機会となった。 

       (記・北愛知 木村光宏)

2008年10月30日

北愛知ワンコリアの集いレポート

 10月18日(水)、尾張旭市内の会場において10月度北愛知ワンコリアの集い(主催:北愛知ワンコリアの会)が開催され、在日韓国朝鮮人、日本人等約20名が参加した。

北愛知ワンコリアの集い

今回は、この夏、在日本朝鮮社会科学者協会を代表して訪朝した、同協会 東海支部会長 金宗鎮氏を講師として招き、「朝鮮民主主義人民共和国のアイデンティティと経済面における改革」について(北)朝鮮の立場から説明が為された。

金氏

金氏は初めに「(北)朝鮮は、戦後の解放後も南や米国に対する対立から常に緊張状態にあったが、6月に米国の対敵国通商法の適用除外とテロ支援国家指定の解除が発表され、ようやく平和への安堵感を感じている。」と平壌の人々の様子を紹介。続いて(北)朝鮮の抗日パルチザンが中心となって反米、反日の国を作った経緯と植民地時代の教訓から『再び他人のいいなりにならない。』『大国の属国にならない』アイデンティティを説明。1)東側諸国のCOMECONにも加入せず、ソ連・中国等外国の軍隊や空軍基地を入れず、他国の飛行機の上空通過も許さない。社会主義国の中でも特異な存在 2)国に大小はあっても高低はない、すべて平等の認識。 3)国を守るのは人民の力と自分の軍事力であり、朝鮮のことは朝鮮式にやる。等述べた。さらに1998~2012年に渡り、「強盛大国」を目指す政府の経済再建策について3段階に分けて説明。憲法改正で、部分的に実利主義も取り入れながら、外国との外交・貿易関係を修復し、より世界に開かれた経済交流を通して経済を引き上げていく取り組みについて紹介した。

ディスカッションの場では、今後の(北)朝鮮の方向性 等様々な質問や活発な意見交換が為され、参加者からは、「(北)朝鮮の立場からの講演や説明を聞く機会は大変貴重で、勉強になった。普段のマスコミ等ではわからなかった事が良く理解できた。」(日本人 65歳 男性)「北東アジアの平和のためにこのような企画は重要。大変参考になった。」(在日コリアン 57歳 男性)等の感想が寄せられた。 

(記・木村光宏)

2008年10月31日

愛知歴史文化探訪ツアー

 愛知県本部では、10月24日(金)韓(朝)日交流ゆかりの地、奈良県飛鳥地方を訪ねる歴史探訪ツアーを行った。参加者は、在日コリアン、日本人等合わせて22名。

 午前9時前に名古屋駅に集合。マイクロバスで一路、飛鳥へ。途中、古代の韓(朝)日交流史に詳しい、南碩煥 愛知県本部副会長より百済伝来の仏教の普及と国家体制の確立に大きな功績のあった聖徳太子に関する解説があり、正午過ぎに飛鳥歴史公園館に到着。

 昼食後、タッチパネル等を通し、古代東アジア文化の結集地、飛鳥の概要を確認した後、高松塚壁画館、高松塚古墳を見学。被葬者が、朝鮮半島系王族との説もあり、有名な壁画や副葬品等から朝鮮半島及び中国の強い影響を見ることができた。今回見学できなかったキトラ古墳は高句麗の文化的影響が極めて強いと言われている。

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 その後、橿原考古学研究所付属博物館を見学。ちょうど秋期特別展開催中で、飛鳥京跡の発掘調査の成果とともに同時代の東アジアの都城遺跡の最新調査研究についても紹介しており、貴重な遺跡資料を通して、飛鳥と新羅・百済・高句麗や中国等との深い文化交流の跡を確認することが出来た。

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 参加者からは、「もう一度来てじっくり学びたい。良い機会を与えてくれた。」(日本人 57歳 男性)「博物館に来て感銘を受けたことはなかなかない。歴史をひもとくと韓日や中国の縁の深さを再確認することができる。」(在日コリアン42歳男性)などの感想を寄せられた。

(記・木村光宏)

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