平和統一聯合

第７連合会　ホームページ開設いたしました。
アドレスは以下のとおり

http://fpu7.main.jp/

　第６連合会では、2008年9月23日（火）「秋分の日」に、東北アジア共同体・多文化共生社会の実現のベースとなる「アジア共通史観」共有のためのフィールドワーク（体験的学習）、在日同胞間（民団系と総連系、帰化者など）の和合、在日コリアンと日本人の和合と親睦、平和の架け橋として韓日親善友好のために携われるボランティア発掘などを目的として、大阪府太子町「近つ飛鳥」・河内の文化遺跡を巡るツアーを開催。参加者は46名。「皆と一緒に過ごせてよかった」との感想も述べられた。

≪散策コース≫

● 大阪市内集合地点（鶴橋・天王寺）～バスまたは乗用車にて移動

1.「近つ飛鳥博物館」

【ガイドの説明を熱心に聞く参加者たち】

2.「和みのひろば」（昼食）

3.「叡福寺」

【聖徳太子御廟を参拝】

4.「西方院」
5.「用明天皇陵」
6.「推古天皇陵」

7.「竹内街道」

【最古の官道　竹内街道を散策】

8.「孝徳天皇陵」
9.道の駅「近つ飛鳥の里・太子」
各集合地点で解散

　初めて参加された日本人の方の「近くに居ながら何も知らなかった。また、同行したい。」と述べられるように、在日は勿論ですが日本人の人にも渡来人からの文化の影響の大きさを良く知ってほしい。
年齢層が幅広い中で、今回もお年寄りには歩行距離が長く、坂道が多くて私にとっても大変きつかった。

　実際に文化遺跡を巡ってみて、体験できた事がとてもいい勉強の機会になったと思う。ボランティアのガイドさんの姿を見て、私にも何か出来るのではないかという意識が芽生えた。今後は何かのボランティアに参加してみたいと思う。

　今回の「近つ飛鳥」は本当に近くにありながら行った事が無い所でしたので、参加した方達も皆さん喜んでいました。日頃の運動不足の足には少々きつい部分もありましたが、秋風を感じながら緑の多い山々を見ながらの散策は心地良いものでした。「近つ飛鳥博物館」もこういう機会でもなければ入る事も無かったと思います。時間があれば、ゆっくり、じっくり見学したい所でした。ちょうどお彼岸の中日に渡来人の先祖に思いを馳せながら、お墓参りも出来て良かったです。参加した方皆さんは「次回もこの歴史探訪ツアーに行きたい」と言っていました。

　このツアーは日本の教科書では教えられない史実を学べるなど歴史認識にとってとても良い機会になると思う。平和統一聯合の理念や価値観を伝えるきっかけにもなるので、このツアーだけに留まらず、学習会やセミナーなど、次に繋がる企画をうまくやって欲しい。

以上

　西愛知地区の日韓カップルの婦人達が中心となって開催しているユリ会では、８月２７日　韓日合作映画「あなたを忘れない」 の上映会及び懇親会を行った。
　
　この映画は2001年1月、JR新大久保駅でホームから転落した客を救おうと、線路に飛び降り犠牲となった韓国人留学生・李　秀賢さんをモデルとした内容。

【上映会】

【懇親会】

　懇親会では、「本当に涙が出ました。この若さで亡くなるには惜しい素晴らしい青年だと思う。私たちも負けないように日韓の架け橋となるよう頑張りたい。」等感想を述べ合い、韓日交流について考える貴重な時間となった。参加者は、韓国婦人、日本人等13名。

　９月２０日、サンパレス国際会議室にて第１０連合会の懇談会が開催された。参加者は２０名。
平和統一聯合の４年間の歩みと実績の紹介がされた。物静かな雰囲気の中で始まった懇談会だったが、会の進行につれ質疑応答、個人の所見発表等、活発な意見の交換がなされた。

　９月７日（日）、名古屋市内の会場で、平和統一聯合愛知県本部結成４周年記念大会「東アジアの平和と祖国平和統一推進大会」が開催され、在日コリアンや日本人含め、２５０名余りが参加した。

　初めに平和統一聯合のこれまでの歩み等をまとめた「在日同胞の悲願、平和統一への道」のビデオ上映、事務局より愛知県ＦＰＵ活動の報告、活動方針発表が為された。各界の来賓紹介、主催者挨拶、祝辞等の後、登壇した世界平和青年連合 稲森一郎日本会長は、「環太平洋新文明時代到来と在日の役割」と題して講演。

　「第二次大戦後、朝鮮半島は日本の身代わりとして分断されたともいえる。歴史的にも縁が深く、南北統一は、日本人も他人事とは言えない問題。離散家族の問題等悲劇的な問題もあり、在日１世の生きておられる間に解決しなくてはならない。」と訴えた。

　続いて新役員の任命式があり、新副会長として南碩煥氏（瀬戸南塾塾長）が金　渙会長より任命。

　エンターテイメントでは、本国からお嫁に来ている愛知県在住の婦人達によるユリオモニ合唱団より「臨津江」「サランヘ」等の歌が披露され、会場全体で「統一の歌」の合唱となった。

　最後に朱鎭台県本部常任顧問の音頭で「在日に和合！祖国に統一！世界に平和！」のスローガンが唱和され終了した。

　参加者からは、「講師の話は素晴らしい。日本の方々が朝鮮半島の事をここまで関心を持ってくださるとは感激だ。」（在日コリアン２世 男性７５歳）「南北統一に対して、日本人として何か貢献しなければならないと強く思った。大変勉強になった。」（日本人 女性５０歳）等の感想が寄せられた。　

（記・北愛知地区　木村光宏）