壬辰倭乱(文禄・慶長の役)を学び考える

壬辰倭乱(文禄・慶長の役)を学び考える

9月27日(土)、東北アジアの平和を考える、北愛知ワンコリアの会では、「壬辰倭乱(文禄・慶長の役)を学び考える」と題して懇談会を開催した。参加者は、在日コリアン、日本人等14名。

 初めに韓国KBSテレビで放映された、歴史スペシャル「壬辰倭乱2部作」の2作目を視聴。ここでは、壬辰倭乱7年戦争の中でも最も残酷な戦乱、「丁酉再乱(慶長の役)」において、軍医として従軍した日本の僧侶が書き残した従軍記をもとに番組を編集している。

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 ビデオを視聴した後、名古屋の韓国文化史学会の副会長も務めている、南碩煥 瀬戸南塾塾長より「良くできた番組で、自分も壬辰倭乱には関心があり、現地へ調査に行ったことがあるが、共通点が多かった。しかし実際はこれよりもっと残虐な行為が行われていたと考えられる。」とコメントがあった。

 またFPU愛知県本部会長で韓日文化研究所所長の金 渙先生からも全体の解説とともに「大義名分のない戦争。加害者と違い、被害者は時間が経っても忘れることがない。韓日友好のためにもまず真実を知ることは必要なこと。」と意見が述べられた。

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 日本人参加者からは、「奴隷売買などこれまで無慈悲なことがあったとは知らなかった。大変参考になった。」などの感想が寄せられた。400年前の戦争を巡り、韓日の参加者が認識を共有する貴重な機会となった。 

       (記・北愛知 木村光宏)

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