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<不思議な縁から思うこと>


 いつ頃からだろうか、恐らく「テーチャングム」(「チャングムの誓い」)を見始めた頃から、私もいつの間にか韓国の歴史ドラマの虜になっている。「ホジュン」、「海神(ヘシン)」、そして今は、「朱蒙(チュモン)」と「大祚栄(テージョヨン)」に凝っている。
 一方、私は昨年、鄭さんという韓国人に誘われて、学生時代以来三十数年ぶりに霊峰大山(鳥取県)に登った。その後引き続いて、平和統一聯合を通じた縁で、天台宗系の大山寺を訪れ、更には、天台宗の総本山である比叡山・延暦寺会館を訪れることになった。ところが、比叡山の頂上に着いて文殊楼周辺を散策していると、亀の像の上に「清海鎮大使」という字が書かれた碑が立っているのが眼に飛び込んできたので、ビックリしてその碑文を読んでみると、なんと、第三世天台座主慈覚大師円仁が、中国での求法の際、「海神」の主人公張保皐(チャンボゴ)の支援を受けたことを記念して、十数年前に建てられていたのだ。

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 実は、数年前、これも平和統一聯合の行事で韓国に訪れた際、やはり時間があってホテルの周辺を一人で散策して、たまたま近くの公園を訪れたところ、そこは、チャングム(長今)が仕えた王様のお墓を奉ってある公園だったのだ。このような経験も重なって、不思議な縁と導きを更に深く感じたのである。
 そして、今嵌まっている「朱蒙」も「大祚栄」も、私にとって、今もっとも関心のある北朝鮮の地に建国された高句麗の建国と滅亡の歴史なのだ。
 特に、この二つのドラマを見ながら、指導者のあり方を考えさせられている。朱蒙が建国の時に授かった三種の神器の弓には、「弘益人間」の文字が刻まれていた。まさに、檀君神話にもある、「弘(ひろ)く(民の)為に生きる人間」のあり方を説いているのだ。
 現在の北朝鮮は言うに及ばず、昨今の金融危機を解決するために、一つになって取り組まざるを得なくなった世界の全ての指導者が、自国の枠を超えて、いつも、弘く人類全体の為に、政治や経済の問題に取り組んでほしと思うのである。
第7連合会岡山県本部副会長
小泉 政幸


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