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黄七福自叙伝「親北左派ということ」


 

黄七福自叙伝72

「ああ祖国よ 我れ平壌で叫ぶ時 祖国は統一」

 

第5章 在日同胞の将来を考えつつ

親北左派ということ

私は、このマッカーサー銅像撤去問題に接して驚愕してしまった。

と同時に、思わず、五十三年前の吹田事件を思い出した。吹田事件というのは第三章ですでに触れたが、「朝鮮戦争反対」を扇動したまさに親北左派勢力の騒擾事件であった。

マッカーサー銅像を撤去するなど、言語道断な話だし、とんでもない忘恩の徒と言わねばならない。今日の韓国の繁栄と自由はマッカーサーのおかげだ。

アメリカもあきれはてたのか、銅像を引き取ると言っている。六・二五動乱(韓国戦争)は北朝鮮の侵略戦争であり、三百万人の犠牲者が出た。

国連軍の名の下にアメリカ軍が応援しなかったら、大韓民国は釜山の海から落とされて、赤化統一され、全民族は塗炭の苦しみに遭遇していたはずだ。

私は言いたい。

個人であっても国家であっても、恩は恩で感じなければいけない、ということを。現在の韓国はまさに、国民が失望と国家の進路を憂えざるを得ない状況にある。

ベルリンの壁が崩壊したのは、共産主義の敗北であることを全世界の人が目にしたし、ソ連帝国の崩壊は、まさにそれが現実であることを実証したことにほかならない。

にもかかわらず、共産主義をはるかにこえた独裁主義の金日成主義に幻想を抱く暴徒の言動は、国家を破壊し、社会を混乱に陥れる以外のなにものでもない。彼らの猛省を促すとともに、共産主義に対する無知蒙昧から一刻も早く脱却すべきだ。

ベルリンの壁というのは、第二次世界大戦でドイツが崩壊した一九六一年に、東ドイツ(東ベルリンを含む)と西ベルリンを隔てる壁として東ドイツが建設したもので、西ドイツは資本主義国で、米英の影響下にあり、東ドイツは社会主義国で、ソ連圏に属するというドイツ分断の象徴であった。

一九八九年になって、そのベルリンの壁が破壊され、東西ドイツの分断が解消され、統一ドイツが回復された。現在は一部が記念碑的に残されている。

ともあれ、私は、自分の心情を次のようにまとめてみた。


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