「喜び」について 沖縄には「門中」制度があります。親族や遠い親族を含めたコミュニティです。その中から輪番制で1年間を担当する役員を決め、ゆいまーる精神で助け合います。当番役員になると、毎月の「門中行事」を担当します。その中には、沖縄の海の彼方にある理想郷ニライカナイを拝む海辺の行事もあります。山の拝所を拝んだり、海を拝んだりすると、大自然に抱かれているような気持ちになります。数名ずつのグループで行きます。 その中でもシーミーは大イベントです。毎年4月、門中シーミーの後、各家庭の親族が重箱やお香、お酒を持って賑やかにお墓参りをします。ご先祖様から受け継いだ命への感謝を込めて、子孫が祈ることで守っていただけるとされています。 一つの重箱にはあん餅、もう一つには天ぷらや煮物、お肉などを基本として九品詰めます。墓前で食事会をするグループもありますが、我が家では家に帰ってから仏壇の前で先祖の写真を囲み、ご飯や汁物、おかずを並べ、重箱料理とともに家族や兄弟、子や孫たちと食事を楽しみます。ご先祖様との交流のひとときでもあり、楽しい時間を過ごします。これがウチナー(沖縄)県民共通の「喜び」のコミュニティです。 個人的には、先祖の先祖は神様につながる存在であり、そのご加護を受けていると感じています。また、家族や親族が集まり、近況を報告し合ったり、亡くなった方々との思い出を語り合ったりする時間の中に、ささやかでありながら確かな幸せがあります。 沖縄の「ゆいまーる」の精神や門中のつながりは、人と人との絆を育み、感謝と思いやりの心を広げてくれます。そのような日々の小さな喜びの積み重ねこそが、家族の平和、地域の平和、そして世界の平和へとつながっていくのではないでしょうか。 このような伝統文化を大切に受け継ぎながら、次の世代へ伝えていくことも私たちの大切な役割だと思います。 私は、喜びを分かち合う心こそが平和統一世界を築く原動力であり、その大切な第一歩であると感じています。