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市民と共に真の愛の価値を共有しながら、孝情文化構築を


 

PEACE ROAD 2017 in Japan
市民と共に真の愛の価値を共有しながら、孝情文化構築を

金源植 平和統一聯合中央本部事務総長

 

PEACE ROAD 発展の歴史

全国の平和統一聯合担当者が韓国内で研修をしていた2013 年7 月27 日、韓鶴子総裁が南北統一を祈願しながら、朝鮮半島(韓半島)と日本が1つとなって祖国統一に向かうようにデザインされた「2013 平和統一祈願祭」の旗にサインを下賜された以降、朝鮮半島の南北統一と自由往来を願って始められた「平和統一祈願自転車国土縦走企画2013(主催:平和統一聯合)」は、この5年間多くの変化が訪れた。2014年に「PEACE BIKE」となり、2015年には韓総裁がラスベガスにおいてこの運動を「PEACE ROAD」と命名。毎年140ヵ国で50万名が参加する世界的な運動に発展した。
日本においては、2016 年は「祝祭」と「毛細血管」をテーマにできるかぎり県内の市町村を全て回るルートとイベントを展開。多くの国会議員と言論に愛されるPEACE ROAD となった。

2017 年の取り組み

2017 年は「連結」をテーマに大きく4つのルートを展開。7 月4 日北海道稚内市で前夜祭を行い、翌5日から北海道から東北、北関東、東京、南関東、東海へと向かい、滋賀県彦根市で北陸信越ルートと合流し、近畿、中国を走行。一方、四国と中国・九州を結ぶルート、九州(壱岐・対馬含む)・沖縄ルートが展開され、8 月11 日に山口県下関市でゴールした。
その後、12 日に日本から代表青年3 名と平和統一聯合事務局長らが韓国に渡り、13 日から韓国内を縦走。「平和チーム(釜山発)」と「統一チーム(全南発)」の2つのルートが展開され、梨花嶺(イファリョン)で合流し、21 日に臨津閣でゴールした。
また今回の「PEACE ROAD 2017 in Japan」は、千羽鶴プロジェクトが特徴的だ。朝鮮半島の平和統一と東北アジアの経済共同体実現の願いを込めた千羽鶴が各地から多数集まり、韓国に渡る代表ライダーが持参。
釜山・木浦から臨津閣までのルートのなかで行われる公式的な行事で、その千羽鶴を贈呈し現地の方々との交流を深めた。このプロジェクトを行うようになった背景は、かつて朝鮮通信使が日本の各地を巡った際に文化的遺産を残していったが、韓国本土には「釜山を出発した」という記録のみが残るばかりであったので、中央実行委員会発足式において実行委員会から、ライダーたちが行く場所において文化を残して欲しいという意見が発端だ。

実績の総括とまとめ

今年のPEACE ROAD を総括すると、平和統一聯合が掲げる2017 年度戦略の「韓半島の平和統一に貢献」「在日KOREAN の和合に貢献」「韓日の心情文化創建に貢献」「日本と共に暮らす在日つくり」という主題で走ったと定義することができる。

また実績の統計では、国会議員28人、地方議員135 人、外交官13 人、学会17 人、在日同胞51 人、その他有識者など118 人、総計362 人のVIP が参加した。メディアにおいては、新聞社14 社、ビジネス情報誌1 社、放送局4 社が報道した。
もはやPEACE ROAD は、日本と韓国、そして世界の青年たちが共に走り、南北統一、日韓トンネル、DMZ 平和公園の「夢」を共有する運動となった。この運動が日本と韓国の地方文化として定着し、更には東北アジアの紛争を解決する「平和の鍵」となることを願う。

 

東北実行委員会では、土井亨衆議院議員が3年間連続で実行委員長を務め、「家庭の価値と地域活性化と(地震)復興と世界平和」をテーマに宮城県庁前の錦町公園で大会(7 月29 日)を開催し、サポーターら120人が参加。特にこの大会には、一般のよさこいチーム「羽跳天」が出演し、PEACE ROAD ライダーたちに力を与えた。

 

東京都実行委員会は、8 月1 日に昨年同様、明治神宮と東京イスラムジャーミー、根津神社などの宗教施設を巡り、PEACE ROAD の根本精神を説明しながら、お互いに平和を祈願する時間を持った。

 

北関東・南関東・東海・近畿・中国実行委員会は、朝鮮通信使の往来した道を可能な限り走ることが特徴だった。かつて朝鮮通信使が宿泊し、60 余点の詩書と遺物が残っている歴史的な寺である静岡県の清見寺には、8月2 日に表敬訪問。住職の一條文昭氏は「松雲大師と徳川家康が出会ったこの場所で、日韓頂上会談が開かれる事を願う」と挨拶した。

 

熱海市親水公園レインボーデッキでは「平昌から東京へ オリンピックが結ぶ平和 PEACE ROAD 2017 in 熱海(主催:同実行委員会 共催:熱海市日韓親善協会)」が、平成29 年度熱海海上花火大会と連携しながら行われ、サポーターら150 人が参加し、海水浴と花火大会を見に来た人たちも席を埋めた。
大会は太陽の日差しが燦々と降り注ぐ中で始まり、静岡県会議員の藤曲敬宏氏が司会を務め、斉藤栄熱海市市長、川口健市議会議事、李明烈駐横浜大韓民国総領事、守屋輝彦神奈川県議らが祝辞を述べ、ライダーから市長や市議に平和メッセージが伝達された。その後、韓国婦人や青年たちによる歌と踊りが舞台を輝かせた。通りすがりの人達のなかには、何の行事なのかと足
を止める者も多数存在した。また、屋台ブースを与えられた韓国婦人と平和統一聯合担当者らは、PEACE ROAD のパネル展と同時に、チジミやホットック、トッポギなどの韓国料理を販売し、行事の自立化を図った。
大会の後、ライダーたちは伊豆市のベロドロームを目指した。この区間に親子で参加した元海上自衛隊・潜水艦艦長の渡辺氏は、友人の合気道師範と共に山伏峠の坂道を強い精神力を見せながら登り、若いライダーにも負けず、「次回も参加したい」と述べた。到着したベロドロームでは、責任者から自転車アジアオリンピック大会、平昌冬季オリンピック(2018 年)、東京オ
リンピック(2020 年)、 中国オリンピック(2022 年)の件が自然に語られ、オリンピック成功に向けて応援する雰囲気がお互いに造成された。

 

愛媛県実行委員会は、四国新幹線と日韓トンネル実現運動の一環として、7 月8 日、PEACE ROAD を実行し、金柱奉実行委員長とライダーたちが伊方町役場から三崎港へ自転車で走行、その後、船で大分県に渡り九州に連結した。
四国新幹線は1973 年に基本計画が決定したが、オイルショック後、日本経済が低成長に転じたことから実行が滞っている。参加者たちは、大阪を起点とし徳島市・高松市・松山市を経由し、大分市に繋ぐ全長約480km の新幹線を通じて、人的交流と物的交流を成そうと訴え、多くの好評を得た。
運営に際しては、ライダーから参加費1000 円を徴収して行われたのが特徴的だ。

 

九州実行委員会は、各県を繋ぐルートで縦走。一部のルートでは韓国・日本のカープも参加し、日韓トンネルの理想を学ぶ機会を持つPEACE ROAD を展開した。7 月27 日に「平和を九州からアジア・世界へ」をテーマに「PEACE ROAD 2017 福岡歓迎会」を開催。翌28 日に福岡から佐賀県唐津市の日韓トンネル調査斜坑現場まで日本と韓国の学生たちが互いの国の関心事について分かち合う時間を持ちながら自転車で走行した。また長崎県の対馬では、韓国忠清北道の中高生らが3泊4日で上対馬から厳原までの80km を往復するPEACE ROAD を展開した。
そして30 日に全体を総括する「PEACE ROAD 2017 九州大会」をアクロス福岡国際会議場で開催。韓国からは鄭泰翼韓国外交協会名誉会長、著名な人士40 余名、嶺南カープ24 名、脱北民中高生の中で孝情奨学金を受けた28 名と引率者1 名が参加し、また東京カープ20 余名をはじめとした参加者200 人が会場を埋めた。大会では、鄭氏が「韓・日両国が未来を創造する日韓トンネル構想」と題して講演。また、元外務省参与、元特命全権大使の天江喜七郎氏が「韓半島情勢と日韓関係」と題して講演した。
このように九州は、日韓トンネルの理想を肌で感じることができる地域的な恵沢を受けた地域と言える。

 

日本全体のゴールを前に、中国地方実行委員会は8 月9 日広島平和記念資料館のメモリアルホールにおいて300 人が集う「ピースロード2017 広島歓迎会」を開催した。北朝鮮の核開発・ミサイル実験の状況下にありながら、1945 年8 月の広島・長崎原爆犠牲者への追悼の想いと平和への祈りを捧げる日となった。式典は2部構成で行われ、第1部では広島県議会議員の石橋林太郎実行委員長、元日朝国交正常化交渉日本代表を務めた遠藤哲也PEACE ROAD 中央実行委員長、金寅圭広島大韓民国総領事館副総領事、佐野清志広島実行委員会顧問らの挨拶、代表ライダーによる感想発表、走旗と折鶴の伝授式、抽選会が行われた。第2部では、幼児の年代の成和キッズアカデミーと韓国婦人らが歌と踊りを披露した。
歓迎会後、遠藤中央実行委員長は平和記念公園内の原爆慰霊塔や韓国人犠牲慰霊塔を巡り、韓国朝鮮人の犠牲者が2万人が亡くなったことを再認識し、犠牲者の冥福と平和のための合掌を捧げた。
この大会を通じて、今後のPEACE ROAD は走ることだけではなく、市民と共に真の愛の価値を共有しながら、孝情文化を作っていかなければならないと感じるようになった。


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