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2009年08月 アーカイブ

2009年08月12日

第五回東海知多半田韓国朝鮮人殉難者解怨及び南北平和統一祈願祭

感激の南北統一の巻紙と共に、南北平和統一を願う

記念写真
<記念写真>

 2009年8月9日半田市福祉文化会館講堂にて、愛知県連合会南愛知支部が平和大使協議会、ピールキングコリア(旧ワンコリアフォーラム)らが実行委員会となり、「東海知多半田韓国朝鮮人殉難者の慰霊祭と南北平和統一の祈願祭」を開催。晴天のもと、地元の方々や会員ら160人以上が参加した。

 初めに、半田市の中島飛行場で徴用工として働いていた韓国朝鮮人らが空襲で犠牲になった内容と、昨年までの祈願祭の歩みがビデオ上映された。

 その後、南愛知韓国婦人会を中心とする「ライラックの会」のメンバーによる慰霊歌。この地の殉難者のほどんどが北朝鮮出身で、彼らの望郷の思いを慰霊するために「ふるさと」「故郷の春」が歌われた。

ライラックの会 慰霊歌
<ライラックの会 慰霊歌>

 続いて、三浦久男副実行委員長による主催者挨拶。挨拶では、南北平和統一祈願祭を行ってきた動機について触れた。「牛馬以下の扱いを受けた殉難者らが、ある霊能者に現れて恨みを訴えてきたことから、この慰霊祭が始まっていった。」という。

 次に、金渙(キム・ファン)韓日文化研究所長による来賓挨拶。殉難者の立場に立って、この祈願祭に対しての感謝の意を述べた。
金渙(キム・ファン)韓日文化研究所長
<金渙(キム・ファン)韓日文化研究所長>


 総連系・民団系・日本人代表3人の献花に続き、宗教者の祈りとして福崎聖剛統一教牧師が祈りを捧げた。
献花
<代表3人による献花>

牧師による祈り
<牧師による祈り>


 その後、松田泰正平和大使協議会東海支部代表による慰霊の辞。松田氏は「ちょうど8月9日は長崎原爆の日です。天主教の浦上聖堂の真上に投下され八千名以上の浦上の人達がなくなりました。人々は耶蘇を信じるから天罰が下ったと言いました。しかし合同葬の時、天主教の永井隆という神父は、『悪の世を終わらせ平和をもたらす、最も清き祭物として浦上の人達が選ばれたのです』と語ったそうです。この地の殉難者の人達は平和を愛する白衣の民族である韓国朝鮮人であり、しかも未婚の若き青年男女でありました。人間的にみるとあまりに悲惨な死に方ですが、天から見ると、戦争を終結させ祖国に光復をもたらす最も清き祭物となったのです。」と語った。

慰霊の辞
<慰霊の辞>

 続いて、美浜町のつばき寺住職がお盆時期の多忙なスケジュールを調整し参加され、殉難者の名前を一人一人読み上げながら読経した。会場では多くの参加者が読経の声に涙を流した。
つばき寺住職による読経
<つばき寺住職による読経>

 その後、全体献花、南北統一式と式典は進んだ。民団系代表と総連系代表が共に紐を引き、クス球が割れ、「南北統一」と書かれた巻紙が降りてきて、会場は感激の思いに満ち溢れ拍手がわきあがった。参加者が手をつなぎながら「統一の歌」を歌い、閉会を迎えた。

南北統一式
<南北統一式>

 第二部の懇親会では、韓国婦人会が真心込めて作った供え物を下げ、参加者で味わった。2日前に誘われて、初めて参加した在日韓国朝鮮人の婦人が、この祈願祭の席で友人と十数年ぶりに出会い、昔話に花をさかせていたのが印象的であった。

懇親会
<懇親会>

(FPU南愛知支部事務局)

第8連合会(愛知県・三重県) 平和思想1DAYセミナー

 2009年8月9日、名古屋市内の会場で第8連合会(愛知県・三重県)が平和思想1DAYセミナーを開催。

平和思想1DAYセミナー
<セミナーの様子>

宋榮錫中央本部常任顧問を講師に迎え、在日同胞はじめ、在日韓国人、南北統一に関心ある日本人など120人が参加した。

 はじめに、丁鐘瑚事務局長より歓迎の挨拶。続いて講師が総裁が提唱している平和理念のポイントを、時折ユーモアを交えながら分かりやすく解説した。

 昼食の後、報告映像を鑑賞し、金源植中央本部事務総長がこれまでの活動報告と今後の在日同胞の使命について語った。「在日同胞の皆様一人一人が、南北統一に拍車をかける牽引車としての役割を担うように願います」と、大きく期待を傾ける激励があり、参加者は新たな出発の決意を固める様な大きな掛け声で記念写真をとって幕を閉じた。

金源植中央本部事務総長による報告
<金源植中央本部事務総長による報告>

記念写真

 参加者からは「日本に嫁いで来られた韓国婦人の心遣いに感動しました(60代女性)」、「自分が在日である事に大きな使命を実感した(在日同胞 男性)」、「苦しい過去は全てを許しあえるようにしていきたい」等の感想が寄せられた。

2009年08月21日

"秋の実り” 真っ赤なトマトは長生きのもと

 北海道連合会では8月20日(木)、社会福祉法人石狩喜久の園で絵手紙の集いを行った。


お盆を過ぎ、秋の実りも多くなる中、トマトを題材にデイケアーにかよう11人のお年寄りが参加した。

 テーブルの上には、真っ赤に熟したトマトとミニトマトが置かれ、参加者たちは思い思いペンをとり、
下絵を描き、クレヨンでペイントした。 

絵手紙


 30分くらいで実物以上においしそうなトマトの絵が完成。出来上がったトマトの絵はどれも赤が鮮やかで、見ているだけで元気が出てくる。そして「トマトを食べて長生き」「トマトは長生きのもと」「おいしそうなトマトだね」など言葉を添えて、参加者たちは笑顔にあふれた。

多文化共生の集い in 鶴居村

 異国の地で言葉にも苦労する中、久し振りに会った同国人との交流の機会は、何ものにも換えることが出来ない懐かしさと感動をもたらした。

記念写真


 7月26日(日)北海道連合会は、釧路・根室・帯広地域に在住する在日外国人家族に呼びかけ、多文化共生の集いを「日本一きれいな村」運動を進めている丹頂鶴の村、釧路管内鶴居村で行った。会場の鶴居グリンパークは、すぐ横を清流が流れ、公園内の芝生や周りの山々の深い緑に心がとても落ち着く。朝方までかなり強い雨が降って天気を心配したが、それも全く余計な心配だったと感じるほど素晴らしい青空が広がる。

 今回参加した国際家庭は、日本人男性と韓国人女性の家庭(日韓家庭)、韓国人男性と日本人女性の家庭(韓日家庭)が5家庭だった。また、そのような趣旨に賛同して釧路ユネスコ代表の峯弘氏も駆けつけて下さり、励ましの挨拶をいただいた。北海道の最東端に位置する根室から2時間半かけて来られた趙さん、地元鶴居で乳牛農家として苦労する安さん、帯広で今ブームになっている食品の会社で頑張る金さんなどの韓国男性同士が、初めて会ったにもかかわらず、すぐに打ち解け母国の言葉で生き生きと話す姿を見ることは、実に感動的だ。普段口にはせずとも異国日本で多くの理不尽を感じながらの日常かもしれない。

 会ではまず、「地域の為に少しでも出来ることは行おう」とのことで周辺のゴミ拾いを行った。日本一きれいな村運動を進めている所なので、拾うごみもほとんどないほど素晴らしく管理が行き届いた村であることをあらためて感じた。

親子でゴミ拾い

ゴミ拾い

<親子でゴミ拾い>


 その後おいしいジンギスカンを囲みながらの楽しく談笑。今回は家族ぐるみでの交流だったので子供達も夏休みに入ったばかりの楽しい一日を楽しんでいた。

ジンギスカン
<ジンギスカン>

 食事も一段落し、その後25カ国の国旗をビンゴカードにした「多文化共生ビンゴ」を行い、早くビンゴを達成した家庭にささやかな景品も贈られて交流会が終了した。

多文化共生ビンゴ
<多文化共生ビンゴ>

 会の終了後、帯広に帰るメンバーと共に地元で酪農を営む安さん宅を訪問。牛舎も入れていただき、多くの牛達の世話をしながらご苦労する一端にも触れることができた。次回の再開を期して岐路に着いた。

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