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『朝鮮ブーム 街道をゆく ~大坂から江戸、日光へ~』 善隣友好


 

善隣友好、平和主義へつなげるために

 以上5点のなかでも、次の二つが、安定的な善隣友好、平和主義につながるキーワードになるのではないか。

 ■「つなぐ」の精神で、偏見・誤解を解く、
 ■ 誠信の交わり

 これは、「通信使の精神」の骨格をなすものといえる。
 前者は、民衆同士の交流、いうならば民際交流である。政治に左右されない交流を通して、成熟した市民意識をつくりだす上で欠かせない。後者は、国際交流の基本姿勢であり、とりわけ国政を担う政治家に、学んでほしい精神である。

 日本は大戦中、アジア諸国に被害を与えた侵略戦争を通して、今日もその姿勢を問われている。その姿勢とは、真摯に歴史に向き合うことである。しかし、度重なる歴史歪曲、自虐史観克服の声が戦争被害を被った国々から非難され、反発を招いてきた。
 ドイツ敗戦40年にあたる1985年、ヴァイツゼッカー大統領は5月連邦議会で「過去に目を閉ざす者は現在にも盲目となる」と演説している。まさに正鵠を射た、万人が認める正論である。これを実践する上で、互いに「欺かず争わず」の誠信外交が重要になると確信している。

 

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【転載】『朝鮮ブーム 街道をゆく ~大坂から江戸、日光へ~』(朝鮮通信使と共に 福岡の会 編)

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