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『二十一世紀の朝鮮通信使』 朝鮮通信使の概要


朝鮮通信使の概要

■朝鮮通信使の規模と名称
三使(正使、副使、従事官)はじめ約30分野の選抜メンバー。300 ~ 500人。
計12回来日。1~3回目までを「回答兼刷還使」、4回目以降を「通信使」と称した。

■朝鮮通信使の道程
【韓国】
漢城(現ソウル)=三使任命式 →忠州 →聞慶→安東(陶山書院)→慶州 →蔚山→東菜 →釜山(草梁倭館、永嘉台)

【日本】
対馬-壱岐-相島-赤間関-上関-下蒲刈-鞆の浦-牛窓-室津-兵庫-大坂-京都-近江八幡-大垣-名古屋-清水(興津)-箱根-小田原-品川-江戸(江戸城、浅草)-日光(3回だけ)

■なぜ、朝鮮通信使を派遣したか
1607 年から 1811 年の間、将軍の代替わり(就任)ごとに派遣。なかには世継ぎ誕生祝いも

■対馬藩の役割 
対朝鮮外交、朝鮮貿易、朝鮮通信使派遣の要請と案内

■国書改ざん事件 (柳川一件ともいう)
宗義成(対馬藩主) VS 柳川調興 (江戸詰めの対馬藩重臣)

■朝鮮通信使は、日本に何を伝えたか
①朝鮮朱子学=李退渓(イテゲ) 
②医学=許浚(ホジュン) 
③食=焼き肉、キムチ など 
④美術 
⑤芸能=唐子踊り(岡山・牛窓)、唐人踊り(三重・分部町、三重・東玉垣町)、朝鮮山車(岐阜・大垣市)、唐人揃い(埼玉・川越市)

■主なる対馬藩の儒学者
雨森芳洲、陶山訥庵、松浦霞沼

■朝鮮通信使で名を残した朝鮮人
申維翰 (製述官)、趙曮(正使)、金仁謙(書記)、玄徳潤(通詞)

■日朝間の主な貿易品
日本=銀、銅、丹木、胡椒など  朝鮮=人参、生糸、縮緬など

■日本の儒学者
藤原惺窩、林羅山・述斎、新井白石、亀井南冥、貝原益軒、古賀精里、草場珮川

■絵画の交流
李聖麟、英一蝶、葛飾北斎、羽川藤永、池大雅

■大坂での朝鮮人殺人事件
崔天宗 (中官、都導訓) VS 鈴木伝蔵 (対馬藩通詞)

■異例事
→朝鮮人街道(滋賀)、馬上才、日光遊覧(3回)、天皇側近の通信使見学、大坂・竹林寺にある金漢重(小童)の墓

■通信使迎接で名前を残す将軍
→ 徳川家康、家光、綱吉、家宣、吉宗

■通信使を題材にした作品
→ 朝日文左衛門『鸚鵡籠中記』、歌舞伎『漢人韓文手管始』

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【転載】『二十一世紀の朝鮮通信使』(朝鮮通信使と共に 福岡の会 編)

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